このサイトはPHPを独習する際に作成したスクリプトを基に、プログラム言語初心者のための入門講座として作成しました。PHPは初心者に親しみやすく、解りやすいプログラム言語です。これからプログラムを学ぶ人の参考になればと思います。
変数の「型」とはなにか?
C言語などを一度でも学んだ人なら、変数の型と言うものを聞いた事があるでしょう。これが結構やっかいなシロモノです。初めてプログラム言語を学ぶ場合、その面倒さにうんざりしてしまうと思います。 あなたが、まったくプログラム言語が始めての方なら、ここは読み飛ばしてもかまいません。なぜならPHPはこの面倒な「型」を一切無視してもPHPを学び進めることができるからです。 私自身も変数の「型」についてほとんど意識せずにスクリプトを書いています。ある程度学習が進めば、この型の知識は他の言語を学ぶ際の助けになるはずです。 さて、変数は文字や数字を格納する箱というイメージは理解できたと思うのですが、例えばC言語ではPHPのように $asd = 3; のようにいきなり変数に代入しては、いけないのです。まず、変数$asdを使いますよ。と言う設定をしてあげなければいけません。これがいわゆる「宣言」というものですね。その際にこの変数に何を代入するのか、前もって決めておかなければならないのです。それが型の宣言ですね。
「型」の種類はとりあえず4種類
この変数の型は8種類ですが、とりあえず4種類が解りやすいですね。 1、論理型 boolen true か false のどちらか2種類です。 2、整数型 integer その名の通り整数です。 3、浮動小数点型 float 小数のことです。 4、文字列型 string 文字です。 C言語等では変数を使用する前に、この区別を行わなければいけないのですが、PHPではまったくその必要はありません。便利ですねェ。 その他に、配列型・オブジェクト型・リソース型・ヌル型とあるのですが、配列も型の一つなのですね。これも特に意識しなくてもいいのです。
型の使いみちは?
ほとんど無視していい型ですが、使用する場面もあります。それは型キャストでしょう。これは変数に入れられたことによって自動的に決まる「型」を強制的に他の「型」に変えることです。 このサイトのプログラムで唯一使用しているのが、 $asd = (int)$total; と言う使い方です。int はinteger つまり整数型に変更する命令です。関数の記述方法と逆なので、ちょっと変な感じがしますね。関数は $asd = count($total); と括弧が逆です。 この(int)を使うことによって $total が小数であった場合に、整数に変更されるので、小数点以下が消えてしまうという訳です。
|