このサイトはPHPを独習する際に作成したスクリプトを基に、プログラム言語初心者のための入門講座として作成しました。PHPは初心者に親しみやすく、解りやすいプログラム言語です。これからプログラムを学ぶ人の参考になればと思います。
条件分岐「もし」
プログラムの流れを作るのがこの条件分岐。「もし〜なら」どうするか、これを細かく設定していくことで条件や要求に合わせた結果を出すことができるのです。 プログラムの中心になるところですね。if は Excel でも普通に使われる関数ですが、プログラム言語では関数の仲間ではなく、「制御構造」などと呼びます。 使い方は Excel の式よりもずっとわかりやすい上、真か偽の二種類だけを返せるのではなくほんのちょっとした追加だけで何通りもの選択肢を選ぶことができるのです。
if…もしも「いぬ」だったら…
もしその言葉が「犬」なら「ワン」と表示するプログラムを作って見ましょう。
$word = "いぬ"; //変数 $word を「いぬ」としておきます if($word == "いぬ") { //もし $word が「いぬ」ならば $koe = "ワン!"; //変数 $koe には「ワン!」が入ります } else { //そうでなければ $koe = "???"; //「???」が入ります } echo $koe; //$word は「いぬ」なので、「ワン!」がでてくるはず ?>
ワン!
変数 $word を「いぬ」以外の言葉にすれば、「???」が出てくるわけですね。これが if の基本的な形です。 else は「そうでなければ」と言う意味。条件は比較演算子を使って表現します。条件に合っている場合のことを、「 true を返す」といい、始めに出てくる命令を実行するわけです。この時、中括弧{ }に気をつけてください。
if(条件){ 条件に合うときの命令(trueの時) }else { 条件に合わない時の命令 }
「いぬ」「ねこ」「さる」を判断させる
if の使い方をもう少しやりましょう。上の例では「いぬ」か「いぬ」でないかの条件に過ぎません。もっと「いぬ」か「ねこ」か「さる」か「それ以外」かなんていう場合はどうすれば良いのでしょうか?その方法が else if です。簡単です。こんな感じ
$word = "さる"; if($word == "いぬ") { $koe = "ワン!"; } else if($word == "ねこ") { $koe = "ニャン!"; } else if($word == "さる") { $koe = "ウッキー"; } else { $koe = "・・・"; } echo $koe; ?>
ウッキー
スクリプトは当然長くなるけれど、増えているのは else if(〜) の部分だけ、この部分が第2第3の条件になるわけですね。この else if は何回加えてもかまわないのでたくさんの選択肢を加えることができるわけなんです。
if(条件1){ 条件1に合うときの命令(trueの時) }else if (条件2) { 条件2に合うときの命令(trueの時) }else { 条件1,2共にに合わない時の命令 }
条件分岐には if 以外に switch と言うのもありますが、とりあえず if がマスターできればOKです。switch は別のところで説明します。
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