このサイトはPHPを独習する際に作成したスクリプトを基に、プログラム言語初心者のための入門講座として作成しました。PHPは初心者に親しみやすく、解りやすいプログラム言語です。これからプログラムを学ぶ人の参考になればと思います。
関数ってなに?
関数とは命令の内容をまとめて指示できる便利な言葉です。たとえばdateと言う関数はそれだけで今日の日付や時間を取り出してくれるのです。 PHP の関数は楽に数百種以上ありますから、いろんな事に使えるのです。でも全部覚えるのは大変!まぁその都度調べていけば何とかなります。 関数の詳しい情報はPHPマニュアル関数リファレンスのページに詳しく記述されています。あまりの多さに驚くでしょうし、最初はちょっと解りにくいいかもしれませんが、いずれ使えるようになりますよ。 そして関数には自分で作るユーザー定義関数なるものがあります。一定の計算や手順をまとめて作ることで、後で何度も使うことができるようにするためです。これも使いこなすととっても便利ですよ。
最初っからある関数
関数はすぐに使える「初めからある関数」と「自分で作る関数」があります。ここでは「初めからある関数」を使います。先ほどのdate関数を実際に使って見ましょう。
<?php $time = date("Y"); //dateが関数( )の中はフォーマットと言う echo $time; ?>
2005
実行結果はこうなります。("Y")が西暦4桁を示すフォーマットなのです。 この("Y")は(Y)のようにダブルクォーテイションを付けなくても動きます。しかし、実際はError(正確にはNotice)なのです。でも通常は表示されません。
<?php $time = date("Y年n月j日h時i分s秒"); echo $time; ?>
2005年2月14日12時34分56秒
実行結果はこうなります。(これを作成した時の日付です。) フォーマットの英文字に混ざって日本語が入ってますね。これは両端にはダブルクォーテイション、があるお陰でこんないいかげんなことができるんです。date に関してはこう言った非常に簡単な方法で日付や時間が表示できます。フォーマットに使う文字はだいたいこんな感じ。
文字 | 意味 |
Y | 4桁の西暦年 |
y | 2桁の西暦年 |
F | 英語の月 January〜December |
M | 英語の月 Jan〜Dec |
m | 2桁の月 01〜12 |
n | 1桁も使う月 1〜12 |
d | 2桁の日 01〜31 |
j | 1桁も使う日 1〜31 |
l | (小文字のL)英語の曜日 Sunday〜Saturday |
D | 英語の曜日 Sun〜Sat |
w | 曜日数字 0(日曜)〜6(土曜) |
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文字 | 意味 |
A | AM又はPM |
a | am又はpm |
H | 24時間表示 01〜23 |
G | 24時間表示 1〜23 |
h | 12時間表示 01〜12 |
g | 12時間表示 1〜12 |
i | 分 01〜59 |
s | 秒 01〜59 |
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自分で作る関数
関数は自分で作ることができるのです。function が関数を定義する言葉です。tax は新しく作る関数の名前です。すでにある関数と同じ名前はよくないですね。 さて、消費税込みの金額を出す関数を作って見ましょう。
<?php function tax($nedan) { //taxと言う関数を定義します $zeikomi = $nedan * 1.05; //taxの( )の中の数字に1.05を掛けます return $zeikomi; //この関数を使ったら$zeikomi の金額を返します } echo tax(300); //定義した関数taxを使います300の税込を表示します ?>
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結果はこうです。 tax(300) の300が $nedan になり、それを1.05倍しているのです。この function の定義はすぐそばになければいけないわけではありません。離れていても先に出ていればOKです。こんな形式です。
function 関数の名前(入る文字や数字){ 計算内容 return 出てくる言葉や文字 }
関数にいれる文字列や数字はいくつあってもいいのですが、出てくる答えは return で帰ってくるので一つだけです。
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