このサイトはPHPを独習する際に作成したスクリプトを基に、プログラム言語初心者のための入門講座として作成しました。PHPは初心者に親しみやすく、解りやすいプログラム言語です。これからプログラムを学ぶ人の参考になればと思います。
PHPの環境を作ろう
次に PHP のインストールです。案内にそって入手し、インストールしてください。おもしろいことに PHP はインストールと設定を行えば起動すると言うことはありません。Appache さえ起動していれば PHP が使えるのです。 PHPを本などで見ていると JpGraph MySQL SQLite PEAR といったもののインストールに関連する話しがでてきます。これはPHPと関わり、より高度な処理を行うアプリケーションやサポートプログラムなのです。 しかし、PHPのみでも十分にプログラムは組めるし、初めのうちは気にしなくてかまいません。
このサイトを作成したのは2005年2月であり、その時点でApache2.0.46、PHP4.3.2についてのインストールを基準に作成しました。
ところが現在はAppache2.0.55、PHP4.4.2がメインになっています。 同じPHP4でも実は設定に違いがあり、ここでの説明は他のバージョンには当てはまらないのです。最新のApache,PHPのインストール手順をいずれ掲載したいと考えています。
PHPはバージョンアップで5.3になっています。自分のローカルでは5.26を利用しています。またサーバーは4.39です。
以下環境設定は過去に作成したままなで、適切でない部分もあります。ご了承ください。
PHPの入手
先ずは PHP の入手です。php.netでPHPの本家につながります。一番上に downloads → PHP 4.3.10 zip package → jp.php.net でダウンロードが始まります。後はそれを解凍してください。実は PHP5 が現在の最新版のようですが、PHP4 と PHP5 では設定等も違いが出てきます。私自身 PHP4 のみを使用しているので PHP4 での説明です。 ダウンロードが完了したら解凍してください。php-4.3.10-Win32 と言う名前のフォルダができるはずです。
PHP のインストール
PHP4.3 にはインストーラはついていません。手動でファイルを適切な場所に移動します。
1、フォルダの名前 php-4.3.10-Win32 を php に変更してください。(右クリック→名前の変更)
2、php と名前を変更したフォルダを、マイコンピュータの中のCドライブの中にドラッグして、移動してください。
3、移動したphpフォルダの中にある php4ts.dll と言うファイルをWindows のシステムフォルダにコピーします。 Windows98/ME → c:windows/system WindowsNT/2000 → c:winnt/system32 WindowsXP → c:windows/system32
4、同じく phpフォルダの中にある php.ini-dist と言うファイル Windows フォルダにコピーします。コピー後にファイル名を php.ini-dist → php.ini に変更します。 Windows98/ME → c:windows WindowsNT/2000 → c:winnt WindowsXP → c:windows
PHP の設定
PHPを使用可能にするためにファイルの中を書き換えます。Apache フォルダ内のファイルと、PHPフォルダ内のファイルを開き次のように設定します。 1、c:Program FilesApache GroupApache2conf の中にある httpd.conf というファイルをエディタで開きます。行数は状況によって変わるので目安です。
173行目に次のように一文を追加する。 171行 #LoadModule vhost_alias_module modules/mod_vhost_alias.so 172行 #LoadModule ssl_module modules/mod_ssl.so 173行 LoadModule php4_module c:/php/sapi/php4apache2.dll ←この一行を追加
703行目の一部を書き換えます。 703行 AddDefaultCharset ISO-8859-1 ←これを 703行 AddDefaultCharset none ←こう書き変える
756行目に次のように一文を追加する。 755行 AddType application/x-tar .tgz 756行 AddType application/x-httpd-php .php ←この一行を追加
2、c:windows フォルダにコピーした php.ini をエディタで開き修正します。
421行目に書き加えます。 421行 doc_root = ←こうなっているので、下のように書きかえる 421行 doc_root = "c:/Program Files/Apache Group/Apache2/htdocs"
428行目に書き加えます 428行 extension_dir = "./" ←こうなっているので 428行 extension_dir = "c:/php/extensions" ←こう書き加える
以上で環境の設定は終了です。お疲れさまでした。Apache が起動している場合は、再起動してください。
PHP の動作確認
PHP が正しく設定されたかどうか、確認してみます。まず、 c:Program/FilesApache/GroupApache2/htdocs 内に新しくフォルダを作りましょう。もちろん名前は何でもOK、ここでは "test" と言う名前にします。 次にエディタを開いて、新規ファイルを作り、下記のように入力してください。入力後、 c:Program/FilesApache/GroupApache2/htdocs/test 内に phpinfo.php という名前で保存します。
<?php phpinfo(); ?>
Apache が起動している状態でブラウザ(インターネットエクスプローラなど)を開き、 http://localhost/test/phpinfo.php にアクセスしてみます。以下の画面が現れれば PHP の環境設定が終了です。うまく行かない場合考えられるのは、次の点ですね。 1, httpd.conf 又は php.ini の修正が間違っている。 2, ファイル修正後、Apache を再起動していない。 3, phpinfo.php の保存場所やブラウザで開く際の URL が違っている
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